2025/07/24 16:22
お遍路を志す皆さま、準備は順調に進んでいますか?多くの方が気にしていることのひとつとして、「お線香とろうそくはどれくらい持っていけばいいの?」という疑問ではないでしょうか。
四国八十八ヶ所巡礼は、長い道のりです。事前にきちんと準備をしておくことで、安心して遍路に集中できます。今回は、お遍路で必要となるお線香とろうそくの量について、具体的な目安と準備のポイントをご紹介します。
お線香とろうそく、いったい何本必要?

お遍路の札所では、通常、本堂と大師堂の2ヶ所でお参りします。そのため、基本となるのは「1つの札所でろうそく2本、お線香6本」です(本堂でろうそく1本、お線香3本、大師堂でろうそく1本、お線香3本)。これを八十八ヶ所の札所すべてで行うと仮定すると、単純計算で以下の本数が必要になります。
ろうそく:176本(2本 × 88ヶ所)
お線香:528本(6本 × 88ヶ所)
しかし、これはあくまで最低限の目安です。実際には、以下のような理由でさらに多くの本数が必要になる場合があります。
参拝に慣れてない場合
移動中の衝撃や取り扱う際に折れてしまったりすることがありますので予備が必要です。
奥の院や別格二十霊場へも参拝する場合
これらを合わせると、さらに多くのろうそくとお線香が必要になります。
備え付けのお線香やろうそく
お遍路の札所にはお線香やろうそくを備え付けてあるところも多くあります。お線香1本10円〜ぐらい、ろうそくは身体健康等の文字の入っているものもあります。1本50円〜ぐらい。
納経所以外の場所でも使用する場合
道中にある小さなお堂など、札所以外でも使用することもあるでしょう。
これらの点を考慮すると、ろうそくは200~220本程度、お線香は600~650本程度を目安に用意しておくと安心です。もちろん、これはあくまで目安ですので、ご自身の参拝スタイルに合わせて調整してください。
持ち運びはどうする?お遍路用品の必需品
さて、これだけの本数のお線香とろうそくを、どうやって安全かつスマートに持ち運ぶかが重要になります。そこで役立つのが、持ち運ぶために小分けにする専用のケースです。
線香ろうそく入れ(線香ろうそくケース)は必需品!
お遍路用品店や仏具店では、お線香とろうそくを収納するための専用の線香ろうそく入れ、あるいは線香ろうそくケースが販売されています。これらは、以下のようなメリットがあります。
破損防止: 大切なお線香やろうそくが折れたり、湿気たりするのを防ぎます。
携帯性: 遍路カバンやリュックにすっきりと収まるコンパクトなデザインです。
取り出しやすさ: 参拝時にサッと取り出せるように工夫されています。
プラスチック製のものから、高級感のある木製、丈夫な金属製、または軽くて丈夫な紙製のものまで、様々な素材やデザインがあります。ご自身の好みや予算に合わせて選びましょう。特に、持ち運んで頻繁に使うものですから、軽さや使いやすさを重視することをおすすめします。
まとめ:準備万端で心穏やかなお遍路へ
お遍路は、日々の喧騒を離れ、自分自身と向き合う貴重な時間です。ろうそくや線香の準備は、そのための大切な一歩。事前にしっかりと準備をすることで、心穏やかに、そして安全に遍路を続けることができます。
お遍路をスマートに「あかりとかおり」
四国遍路をより快適にするために、あかりとかおりをご提案します。このキットは、お線香とろうそくをバラバラにせず、スマートに持ち運べるよう設計されています。
初回限定として庵治石お香立てが一つ付いています。

お参りの際にサッと取り出せるよう、取り出しやすい深さにこだわり、片手でもスムーズに開閉できるマグネット付き。手のひらにすっぽり収まるコンパクトなサイズ感で、遍路カバンの中でも邪魔になりません。
必要な量のろうそくやお線香をセットできるだけでなく、丈夫な紙製の箱なので、使い終わったら補充しながら長くご愛用いただけます。

この「あかりとかおり」で、あなたのお遍路がさらに充実したものになることを願っています。ぜひ商品ページをご覧ください。